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What is the Arctic Research?

The Arctic Circle - 北極圏とは

北極圏とは、北極点を中心とした高緯度地域のことで、単に北極海と、その周辺の北米大陸やユーラシア大陸の北部、グリーンランドなどの島々を大まかに指したり、地図上の北緯66度33分以北(夏に白夜になることがある地域)を指します。しかし、学問分野により捉え方は様々です。

北極海と「ツンドラ気候区」とを合わせた地域、「永久凍土層」の地域、「オーロラ及び磁気嵐」の地域、「最も暖かい月の平均気温が10℃を越えない」地域、「ツンドラ植物」の地域、また、ベーリング海・オホーツク海などの海域も北極圏の研究対象として捉えられています。 人の活動の少ない地域であり、現地観測の空白域も多い地帯です。

Arctic Research - なぜ北極圏を研究するのか

日本をはじめ中緯度地帯の気象・気候は、北極圏の海氷状態に大きく左右されるため、北極圏研究は中緯度帯の気象・気候の予測にも不可欠です。将来の北極上空の気温上昇は、日本を含む周辺地域に寒波や乾燥をもたらし、人間生活そのものを脅かすであろうことが、これまでの観測からも予想されており、地球温暖化防止のためにも、さらなる北極圏研究は、緊急かつ重要と考えられています。

また、北極圏という地域そのものが、北半球の多くの国々と関係しており、各国研究者の相互協力による国際的な研究が望まれています。

Arctic Ocean and Antarctica - 地球の北半球と南半球を画像でみると

北極圏 南極圏

ご覧頂いている画像は、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星Terraに搭載されたMODIS(Moderate Resolusion Imaging Spectro-radiometer)というセンサが捉えた両極の2003年夏期画像データ数十日分から、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が雲のない部分を抽出合成し、米国立海洋大気圏局(NOAA)のナショナル・ジオフィジカル・データセンター(NGDC)から公開されているデジタル水深データ(ETOPO2)を合成して作成したものです。水深が深くなるほど青色が濃くなるような色付けがされています。白い部分が氷で、薄い水色は、海底の浅い部分をあらわしています。

この画像で見ると、北半球では、地球上の海洋のなかで比較的浅い海である北極海が中心に広がっており、そこに氷が張っています。同じ極圏でも、南半球の太洋に囲まれた南極大陸とは状況が異なります。そのため、この地域は、地球規模の変動、地球温暖化に最も敏感に反応するとみなされており、温暖化の兆候を最も容易に見つけだせる地域として注目されています。

Keywords - 国際北極圏研究でのキーワード

ALOS [ Advanced Land Observing Satellite ]
エイロスと読む。愛称は、全国公募により「だいち」と決定。JAXAの地球観測衛星計画の中で、陸域観測技術衛星として、2006年1月24日に打上げられました。ALOSには3つの最新型センサ、PRISM, AVNIR-2, PALSARが搭載されており、さらに詳細な観測結果が期待されます。
ADEOS-II [ Advanced Earth Observing Satellite-II ]
1996年に打ち上げられたADEOS(日本名「みどり」)の後継機として開発された、総重量3.7トンの世界最大級の地球環境観測衛星で、「みどりII」と命名され、2002年12月14日に打ち上げられました。水に関する様々な量を昼夜の別なく、また雲の有無によらず高精度で観測する高性能マイクロ波放射計(AMSR)及び海域、陸域、雲等広範囲の観測対象を高精度で観測するグローバルイメージャ(GLI)の2つのJAXAセンサに加えて、国内外の他機関から提供される3つのセンサを搭載して、水・エネルギー循環・炭素循環の解明に必要なデータを取得しました。
AMSR-E [ Advanced Microwave Scanning Radiometer for EOS ]
アムサー・イーと読む。ADEOS-II搭載のAMSRを、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星EOS-Aqua(2002年6月打ち上げ)に搭載するため、改良を施したJAXA開発のセンサ、改良型高性能マイクロ波放射計。AMSR-Eは、地球表面および大気から放射される微弱なマイクロ波帯の電波を多周波・多偏波で測定し、水蒸気量、雲水量、降水、海面水温、海上風速、海氷密接度、積雪、土壌水分などの、主に水に関係する様々な物理量を推定します。マイクロ波放射計としては最大級の口径を持つアンテナを搭載し、全球で高空間分解能の観測を継続的に行います。
IARC [ International Arctic Research Center ]
国際北極圏研究センター、通称アイアーク。日米科学技術協力協定のもと、アラスカ大学フェアバンクス校(UAF)構内の一角に建てられた研究施設で、その設立から2007年1月まで、赤祖父俊一博士(アラスカ大名誉教授)が初代所長を務めました。その功績を称え、UAFは建物をShun-Ichi Akasofu Building と命名しました。2007年2月以降の現所長は、ラリー・ヒンツマン博士。
IJIS [ IARC-JAXA Information System ]
JAXAがIARCに構築した最新鋭のコンピュータシステムです。JAXAはこのシステムにより、地球観測衛星データを利用した北極圏研究を推進しています。
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更新日 2008/4/1