林野火災(▲) 付近図
この画像は、亜北極域に広がる大森林タイガにおいて発生した林野火災の様子を 示したトゥルーカラー画像です。場所はシベリアのアムール川河口の南西約 500 km、 ハバロフスクの北方約 300 km、北緯50度53分、東経134度22分付近にあたります。 ALOSに搭載されている高性能可視近赤外放射計2型 (AVNIR-2) により、 2007年6月2日に観測されました。AVNIR-2の地上分解能は 10 mです。
画像左上端ではAmur川の支流、Amgun川が北流しています。Amgun川に沿って走る曲線は、道路とバム鉄道です。 そこから約 2 km離れて白い折れ線状に送電線が走っているのが見えます。 この道路沿線の画像左端には Urkalytu、約 10 km北方にはBadzhal というそれぞれ人口百数十人の町があります。
画像内の赤枠をクリックしてみて下さい。煙の隙間から一筋の炎が 見られます。亜寒帯林の森林火災においては、このように一筋の炎が進むことで、森や林床が焼けて行きます。今回の観測時点では、燃焼部分は幅およそ 500 m で 奥行きが 20 m 程度と見られます。
火災地点の左側に広がる黒く焦げた地域は、この火災の焼け跡と見られ、 南西の風により北東端での火災が活発になっている様子が見られます。 Sukachev森林研究所によれば、ロシア全体で2007年9月14日までに1,148万 ヘクタールが焼失しました。これは、日本の森林面積の約半分に匹敵します。 他方米国アラスカ州では、26万ヘクタールの焼失に留まりました。同地2004年の焼失面積、267万ヘクタールの深刻さを物語ります。
衛星: ALOS
センサ: AVNIR-2
観測日: 2007年6月2日
カラー: 赤:0.61〜0.69μm, 緑:0.52〜0.60μm, 青:0.42〜0.50μm (トゥルーカラー)
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[掲載日: 2008.1.17]